100分de名著 小松左京スペシャル
小松左京スペシャル 2019年7月 (NHK100分de名著)
「虚無回廊」回のゲストは瀬名秀明さん
白髪は増えたもののお元気そうでなにより
楽しそうに小松作品を語っていたので安堵しました。
瀬名さんの「新生」
未完の傑作SF 「虚無回廊」
はるか5.8光年に突如出現した2光年 直径1.2光年の構造物「SS」
人間では到達不可能な距離にあるSS の探査のために
人工知能を越える人口実存であるHE2を搭載した探査機が旅立つ
番組では人工実存の開発者の話が中心でしたが物語が進むにつれ人間はでてこなくなり
HE2が仮想人格を作りだしキャラが分裂するんですね。
自ら考え判断できる人工実存はシンギュラリティを先取りしていたのではないかとか
いろんな語り口があると思うんですが25分では語り尽くせないですよね。
「地には平和を」「日本沈没」「ゴルディアスの結び目」「虚無回廊」の4作を取り上げたのは宮崎さんの意向が強かったのかな。
過去に好きな作品は「ゴルディアスの結び目」と仰っていらしゃいましたし。
私的には「果しなき流れの果に」を取り上げて頂きたかったです。